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石垣島3泊4日モデルコース|初めての離島めぐりと予算2026

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石垣島3泊4日モデルコース|初めての離島めぐりと予算2026

初めての石垣島は「離島に何日渡すか」で決まる

結論:3泊4日なら、離島に渡すのは1日だけ。竹富島を半日、残りは石垣島本島の北部に使う。離島をはしごした人ほど「船に乗っていた記憶」しか残らない。

石垣島は八重山の玄関口で、港から竹富・小浜・西表・波照間へ船が出ている。だから初めての人ほど「せっかくだから3島まわろう」と考える。ところが3泊4日の実働は、初日の午後と最終日の午前を差し引くと丸2日と半日しかない。ここに離島を3つ入れると、1日が船の時刻表に支配される。

この記事は網羅しない。大人2人・レンタカー利用・3泊4日という前提で、編集部が1本のプランに絞り込む。離島は1島、北部は1日でまとめ、実額が読める費目だけ先に固める組み方だ。


行くなら10月 ── 台風の平年値がはっきり答えを出している

結論:石垣旅の最大のリスクは台風で、沖縄地方への接近数は8月がピーク。10月まで待てば平年値は半分以下になり、海も見頃のまま残る。

気象庁が公表している台風接近数の平年値(1991〜2020年の30年平均)を、沖縄地方の月別に並べるとこうなる。

月沖縄地方への台風接近数(平年値)
7月1.5
8月2.2(年間で最多)
9月1.9
10月1.1
11月0.3

年間合計は7.7個。8月と9月だけで4.1個、つまり年間の半分以上がこの2か月に集中している。夏休みに合わせて8月に行くのは、統計上いちばん荒れやすい週を選んでいることになる。

10月なら平年値は1.1個まで下がり、それでも海水温は高く泳げる。マンタで知られる川平石崎について、現地のダイビング事業者は9〜10月が個体数のピークで、10月下旬以降は北風が強まりポイントへ出られない日が増えると案内している。海のコンディションと台風リスクの両方を見ると、10月上旬から中旬が初めての石垣島には組みやすい。


初めての人が外しやすい3つの前提

前提1:川平湾では泳げない

石垣島でいちばん有名な景色は、泳ぐ場所ではなく「見る場所」。潮の流れが速く、現地では遊泳しないよう案内されている。

川平湾は写真で見る石垣島そのものだが、湾内は潮流が速く、地元では長く「遊泳禁止」として扱われてきた(法的な禁止規定がないため、看板の表記は「遊泳危険」に変わったと現地事業者が説明している)。海に入るなら、川平湾ではなくビーチのある別の場所を組み込む必要がある。

見るだけなら展望台とグラスボートで足りる。グラスボートは川平マリンサービスで大人2,300円・こども(4〜11歳)1,200円、乗船時間は約30分、9:00〜17:00に15分ごとの出航(2026年8月時点)。運航会社は複数あるので、駐車場の位置と出航間隔で選べばいい。

前提2:島は思っているより「北が遠い」

最北端の平久保崎までは空港から車で40分、離島ターミナルからは60分。北部は「ついで」に行ける距離ではない。

石垣市観光交流協会は平久保崎へのアクセスを空港から車で40分・離島ターミナルから車で60分と案内している。玉取崎展望台は空港から車で20分前後。つまり北部の見どころは市街地から片道1時間圏にまとまっていて、朝に出て北へ抜け、夕方に戻る「1日1周」にすると無駄がない。市街地と北部を1日に2往復する組み方は、走行時間だけで2時間以上を捨てることになる。

前提3:離島は1日1島まで

竹富島は石垣港から15〜20分。往復の船だけで1時間、集落を歩けば半日が消える。同じ日に2島は入らない。

安栄観光の公式時刻表では石垣⇔竹富が所要約15〜20分、運賃は大人(中学生以上)片道970円・往復1,880円、小人片道510円・往復990円(2026年8月時点)。石垣発の始発は7:30、最終は17:30。船は安栄観光と八重山観光フェリーの2社が運航している。

短い航路だが、港での待ち時間・集落の散策・水牛車の待ちを足すと、竹富島は実質半日から1日の枠になる。ここに西表島(片道40分以上)を足すと、1日が移動だけで終わる。


3泊4日モデルプラン

DAY 1:午後着 → 市街地でならす

結論:初日は観光を入れず、車の受け取りと買い出しに使う。北部にコンビニはほとんどないので、消耗品は市街地でそろえる。

初日に遠出を入れない。空港でレンタカーを受け取り、宿に荷物を置いて市街地で夕食にする。

  • 14:00 南ぬ島石垣空港着。レンタカー受け取り(繁忙期は空港カウンターが混むため、受け取り時刻に余裕を持つ)
  • 15:30 市街地の宿へチェックイン。ユーグレナ石垣港離島ターミナル周辺は徒歩圏に飲食店が集まる
  • 17:00 翌日以降の買い出し。日焼け止め・酔い止め・虫よけは市街地で買う。北部にコンビニはほとんどない
  • 18:30 市街地で夕食。石垣牛・八重山そば・島野菜が定番

DAY 2:北部を1日で一周する

結論:この日が旅程の主役。玉取崎 → 平久保崎 → 川平湾の順で反時計回りに抜けると、光の向きと混雑の両方が噛み合う。

8:30

市街地を出発(北へ)

朝のうちに動く。北部は日差しを遮る場所が少なく、昼過ぎは体力を削られる

約40分
9:15

玉取崎展望台

東海岸を見下ろす定番。空港から車で20分前後の位置にあり、北上の入口として組みやすい

約30分
10:30

平久保崎(最北端)

灯台の先で太平洋と東シナ海が分かれる。駐車場は台数が限られ、夕方は混みやすい

約1時間
12:30

北部で昼食 or 市街地方面へ戻りながら

北部は食事処が少なく閉まるのも早い。昼を逃すと次の店まで30分走ることになる

約1時間
14:30

川平湾(展望台+グラスボート)

グラスボートは約30分・15分間隔。湾内は遊泳できないので、泳ぐ予定は別日に置く

約1時間30分
17:00

石垣島鍾乳洞(雨なら優先度が上がる)

9:00〜18:30(最終入洞18:00)。市街地から車で約8分と近く、天気の保険になる

約1時間

DAY 3:竹富島に半日、午後は海に入る

結論:竹富島は朝いちの船で渡る。集落が静かなのは午前中で、日帰りツアーの団体は10時以降に増える。

8:00

ユーグレナ石垣港離島ターミナルへ

乗船券と入島料(1人300円)は券売機で購入できる。始発は石垣発7:30

約30分
8:30

竹富島着

所要15〜20分。港から集落へは巡回バスか自転車。徒歩だと20分以上かかる

約20分
9:00

水牛車で集落をまわる

所要20〜30分。竹富観光センターは電話予約を受け付けず当日受付。始発9:00・最終15:30

約30分
10:00

赤瓦の集落を歩く/西桟橋

石垣に囲まれた道と白砂。日陰が少ないので帽子と水を必ず持つ

約1時間30分
12:30

石垣島へ戻って昼食

島内の飲食店は少なく昼は待ちが出る。石垣で食べるほうが選択肢が広い

約1時間30分
15:00

石垣島のビーチで泳ぐ

川平湾では泳げないので、遊泳できるビーチはこの枠で確保する

約2時間

DAY 4:午前は市街地、昼の便で帰る

結論:最終日は市街地だけで完結させる。レンタカーの返却と給油を含めると、動ける時間は見た目より2時間短い。

最終日に遠出を足さない。北部へ向かうと、返却時刻に追われて景色を見る余裕がなくなる。

  • 午前:ユーグレナ石垣港離島ターミナル周辺の公設市場・土産物店。空港には土産の品揃えを期待しすぎない
  • 11:00:レンタカー返却。給油の時間を含めて出発の2時間前には動き始める
  • 12:00:空港着。手荷物検査は繁忙期に列ができる

実額が読める費目だけ、先に固める

結論:航空券・宿・レンタカーは時期で倍近く動くが、入場料と乗船料は動かない。先に固定費を出しておくと、宿にいくら乗せられるかが見える。

費目大人1名備考(2026年8月時点)
石垣⇔竹富 フェリー往復1,880円安栄観光。片道970円・所要15〜20分
竹富島 入島料300円券売機で購入。自然環境と集落景観の保全に充当
水牛車観光公式サイトで確認所要20〜30分・当日受付(電話予約不可)
川平湾 グラスボート2,300円川平マリンサービス。約30分・15分間隔
石垣島鍾乳洞1,200円9:00〜18:30(最終入洞18:00)
玉取崎展望台・平久保崎0円駐車場あり
確定分の合計約5,700円大人2人なら約11,400円

3泊4日で1人あたり6,000円弱。これが「必ず出ていく観光費」の実額だ。あとは航空券・宿・レンタカー・食事が乗る。予算の考え方は北海道ドライブ4泊5日の予算別プランと同じで、確定できる費目を先に引き算してから宿のグレードを決めると失敗しにくい。


立ち寄る4か所(編集部の絞り込み)

川平湾 Photo: AKIYUKI

景勝地(石垣市川平)

川平湾

4.5 (4,341件)

石垣島を代表する景色。潮の満ち引きと光で海の色が変わり、黒真珠の養殖いかだが浮かぶ。湾内は潮の流れが速く、現地では遊泳しないよう案内されている(看板は「遊泳危険」表記)。海中を見るならグラスボートで、川平マリンサービスは乗船時間約30分・9:00〜17:00に15分ごとの出航。専用無料駐車場は10台と少なく、満車時は市営有料駐車場(最初の1時間200円、以降1時間ごと100円)を使う。

展望は無料/グラスボート 大人2,300円・こども1,200円(川平マリンサービス)※2026年8月時点 遊泳不可 グラスボート約30分 駐車場は少なめ
竹富島 Photo: risa n.

離島(八重山郡竹富町)

竹富島

4.6 (510件)

赤瓦と石垣、白砂の道が残る集落で知られる島。石垣港から高速船で約15〜20分、安栄観光の運賃は大人片道970円・往復1,880円、石垣発の始発7:30・最終17:30。乗船券と入島料(1人300円)はユーグレナ石垣港離島ターミナルと竹富東港の券売機で購入できる。水牛車観光は所要20〜30分で、竹富観光センターは電話予約を受け付けず当日受付(始発9:00・最終15:30)。集落は日陰が少なく、飲食店も限られる。

フェリー往復 大人1,880円+入島料300円 ※2026年8月時点 高速船15〜20分 入島料300円 水牛車は当日受付
平久保崎 Photo: 黄泉沼

岬・灯台(石垣市平久保)

平久保崎

4.6 (1,797件)

石垣島最北端、平久保半島の先端にある灯台。右手に太平洋、左手に東シナ海が広がり、島でもっとも「端に来た」と分かる場所。石垣市観光交流協会の案内では空港から車で40分、離島ターミナルからは車で60分。日本ロマンチスト協会の「恋する灯台」に認定されている。駐車場は台数が限られ、夕方は混みやすい。周辺に店はほとんどないので、飲み物は市街地で用意しておきたい。

無料(駐車場あり) 最北端 空港から車40分 周辺に店なし
石垣島鍾乳洞 Photo: 石垣島鍾乳洞

鍾乳洞(石垣市石垣1666)

石垣島鍾乳洞

4.0 (4,669件)

サンゴ礁が隆起してできた鍾乳洞で、公開部分を歩いて見学できる。営業は9:00〜18:30、最終入洞受付は18:00。公式案内では市街地から車で約8分、空港から約30分と近い。屋内なので、スコールや台風接近前の風の強い日に旅程を差し替える先として使える。石垣島は雨で予定が壊れやすい島なので、こうした「屋根のある行き先」を1つ持っておくと1日を落とさずに済む。

大人1,200円/子供600円(4歳〜中学生)※2026年8月時点 雨の日の保険 市街地から車8分 最終入洞18:00

2027年2月から、石垣の宿に宿泊税が乗る

結論:沖縄県の宿泊税は2027年2月1日施行。石垣市も同時期に市の宿泊税を始めるため、以降は素泊まり料金の合計2%(上限2,000円)が宿代に上乗せされる。2026年内の旅にはかからない。

沖縄県は宿泊税を令和9年(2027年)2月1日に施行する。県が単独で課す地域は定率2%(上限2,000円)だが、市町村が独自の宿泊税を課す地域では県0.8%(上限800円)+市町村1.2%(上限1,200円)という配分になる。石垣市は市の宿泊税を1.2%・上限1,200円とする条例を可決済みで、県と5市町村が2027年2月の導入に向けて総務省の同意を得ている。

1人1泊の素泊まり料金石垣市での税額(2027年2月〜・目安)
10,000円200円(県80円+市120円)
30,000円600円(県240円+市360円)
100,000円2,000円(県800円+市1,200円・上限)

課税標準は1人1泊あたりの素泊まり料金(10万円が上限)で、食事代は含まれない。金額としては大きくないが、2026年内に行けばかからないという事実は日程を決めるうえで効く。同じ構図は京都でも起きていて、紅葉の京都を混雑なく歩く2泊3日では2026年3月から宿泊税が改定され、高価格帯の宿ほど負担が増えた。


よくある質問(FAQ)

Q1. 石垣島にレンタカーは必要?

3泊4日で北部まで行くなら、実質的に必要。 平久保崎は離島ターミナルから車で60分の距離にあり、路線バスでは本数と接続の制約が大きい。空港と市街地の間は路線バスと直行バスが走っているので、「初日は車なしで市街地、2日目から車」という組み方は可能だが、北部を回る日は車があるほうが確実に効率がいい。運賃・時刻は各バス会社の公式で確認してほしい。

Q2. 川平湾で泳げないなら、どこで泳ぐ?

遊泳できるビーチを別枠で確保する。 川平湾は潮流が速く、現地では遊泳しないよう案内されている。海に入るのが目的なら、DAY3の午後のように「泳ぐための時間」を独立して取っておくこと。マリンアクティビティはガイド付きのツアーであれば湾周辺でも催行されている。

Q3. 竹富島は日帰りと宿泊、どちらがいい?

初めての3泊4日なら日帰りで十分。 石垣港から15〜20分と近く、集落の散策と水牛車で半日が埋まる。宿泊すると夕方以降の静かな集落を歩けるが、そのぶん石垣島本島の北部か海のどちらかを削ることになる。3泊4日で全部は入らない。

Q4. 台風で船が欠航したらどうなる?

竹富島行きは終日欠航になることがあり、代替手段はない。 だからこそ、離島は旅程の中日(DAY3)に置く。最終日に離島を入れると、欠航した瞬間にその予定は消える。中日なら翌日への差し替えが効き、石垣島本島だけで1日を成立させることもできる。屋内の石垣島鍾乳洞のような行き先を1つ持っておくと保険になる。

Q5. 沖縄本島と石垣島、初めてならどちらへ?

「海の色」を最優先するなら石垣島、施設と食の選択肢なら沖縄本島。 石垣島は移動距離が短いかわりに、雨天時の行き先が限られる。水族館やテーマ施設を含めて選びたいなら美ら海水族館を軸にした沖縄本島のプランのほうが外しにくい。宿のグレードで選ぶなら沖縄の高級ホテル比較も判断材料になる。

Q6. 予算はどのくらい見ておけばいい?

入場料・乗船料の確定分は1人約5,700円。 残りは航空券・宿・レンタカー・食事で、時期によって倍近く変動する。夏休みと連休は航空券とレンタカーが同時に高騰するため、10月上旬〜中旬にずらせるなら、台風リスクと価格の両方が下がる。


まとめ ── 初めての石垣島を成立させる3つの判断

  1. 離島は1島だけ。竹富島を中日の半日に置き、欠航したときの逃げ道を残す
  2. 北部は1日で一周する。玉取崎 → 平久保崎 → 川平湾を反時計回りに抜ける
  3. 行けるなら10月。台風接近数の平年値は8月の半分、海はまだ泳げる

行き先を1つ減らして、船に乗る回数を1回減らす。それだけで、この旅は移動の記憶ではなく海の色の記憶になる。


続けて読みたい

※本記事は2026年8月時点の公開情報(気象庁「台風の平年値」1991〜2020年統計、安栄観光の公式時刻表・運賃、一般財団法人竹富島地域自然資産財団「入島料について」、川平マリンサービス公式サイト、石垣島鍾乳洞公式サイト、竹富観光センター公式サイト、石垣市観光交流協会「平久保崎」、沖縄県「沖縄県宿泊税」、沖縄県内5市町村の宿泊税導入に関する報道)をもとに構成しています。竹富島の水牛車観光の料金は公式サイトが画像で掲載しているため本文に記載していません。 運賃・料金・営業時間・運航状況は変更される場合があり、船とアクティビティは天候により欠航します。訪問前に各事業者の公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。航空券・宿・レンタカーの料金は時期と在庫で大きく変動するため、本記事では実額を示していません。
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WRITTEN BY

Trip Journal 編集人

国内外を旅してきた個人が「Trip Journal 編集人」名義で運営しています。料金・営業時間・混雑を避けるコツなど、読んだあとにすぐ動ける情報を大切にしています。

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