沖縄・美ら海水族館と古宇利島 ── 本島北部の絶景ドライブコース
この記事でわかること
沖縄本島北部はなぜおすすめなのか
沖縄本島北部は、那覇や美浜エリアとは全く異なる手つかずの自然が残るエリア。2021年には「やんばる」が世界自然遺産に登録され、自然の価値が世界的に認められた。
美ら海水族館を中心に、エメラルドグリーンの海に架かる古宇利大橋、静かなフクギ並木、やんばるの森と、一日のドライブで多彩な沖縄を体験できる。那覇から高速道路を使えば約2時間でアクセスできる。
美ら海水族館
基本情報
沖縄美ら海水族館
年間来場者数約300万人。世界最大級の水槽「黒潮の海」でジンベエザメやマンタが悠々と泳ぐ姿は圧巻。740種21,000点の海洋生物を飼育。海洋博公園内に位置し、イルカショー(無料)も楽しめる。8:30〜18:30(季節で変動)。
フロア別見どころ
| フロア | エリア | 見どころ |
|---|---|---|
| 4F(入口) | 大海への誘い | サンゴの海(屋根のない水槽で自然光が入る) |
| 3F | サンゴ礁への旅 | 熱帯魚の海、サンゴの部屋 |
| 2F | 黒潮への旅 | 黒潮の海(メイン水槽)。ジンベエザメ・マンタ |
| 1F | 深海への旅 | 深海生物。暗い空間で神秘的 |
黒潮の海を間近で見る「カフェ オーシャンブルー」
メイン水槽「黒潮の海」に面したカフェで、ジンベエザメが泳ぐ姿を間近に見ながら食事ができる。人気席は水槽横のカウンター。開館直後か15:00以降が空いている。
無料で楽しめるエリア(海洋博公園内)
| スポット | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| オキちゃん劇場(イルカショー) | イルカのジャンプやダンス。約20分 | 11:00/13:00/14:30/16:00 |
| イルカラグーン | イルカを間近で観察 | 10:00〜17:30 |
| ウミガメ館 | ウミガメの飼育展示 | 8:30〜17:30 |
| マナティー館 | マナティーの飼育展示 | 8:30〜17:30 |
| エメラルドビーチ | 水族館隣の美しいビーチ | 遊泳可(4〜10月) |
16時以降の入館がお得
16:00以降は入館料が1,510円に割引(通常2,180円)。閉館まで2時間以上あり、混雑も少ない。イルカショー最終回(16:00)にも間に合う。午後から行く場合はこの割引を活用しよう。
混雑回避のコツ
| 時間帯 | 混雑度 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 開館直後(8:30〜9:30) | 空いている | 最もおすすめ |
| 10:00〜13:00 | 混雑 | ツアーバスが集中 |
| 13:00〜15:00 | やや混雑 | ランチ後に来る人が多い |
| 16:00以降 | 空いている | 割引あり。おすすめ |
駐車場は北ゲート(P7)がベスト
海洋博公園の駐車場はP1〜P9まであるが、水族館に最も近いのは北ゲートのP7。他の駐車場からは徒歩10〜15分かかることも。ナビには「海洋博公園 北ゲート」と入力しよう。
古宇利島
基本情報
古宇利島
本島北部の今帰仁村にある周囲約8kmの小さな島。エメラルドグリーンの海に架かる古宇利大橋(全長1,960m)のドライブが最大のハイライト。沖縄版アダムとイブ伝説が残る「恋の島」としても知られ、カップルに人気。
古宇利島の見どころ
| スポット | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| 古宇利大橋 | 全長1,960m。エメラルドの海の上を走る絶景ドライブ | 無料 |
| 古宇利オーシャンタワー | 展望台から古宇利大橋と海を一望。自動カートで上まで行ける | 大人1,000円 |
| ハートロック(ティーヌ浜) | ハート型の岩。嵐のCMで有名に。恋のパワースポット | 無料 |
| 古宇利ビーチ | 橋のたもとのビーチ。透明度抜群 | 無料 |
| トケイ浜 | 穴場ビーチ。ポットホール(壺状の穴)がある | 無料 |
古宇利大橋は島に渡る方向(北向き)がベスト
橋を渡るとき、本島→古宇利島の方向(北向き)が最も景色が良い。正面にエメラルドの海と古宇利島が広がる。橋の手前に展望スペースもあるので、車を停めて撮影しよう。
ハートロックは干潮時に行くべし
ハートロックは満潮時には水没して近づけない。干潮前後2時間が見頃。駐車場(500円)からビーチまで急な坂道を下る。サンダルだと滑りやすいので注意。
備瀬のフクギ並木
備瀬のフクギ並木
美ら海水族館から車で5分。約2万本のフクギ(防風林)が作るトンネルのような並木道。木漏れ日が美しく、沖縄の原風景が残る静かなエリア。レンタサイクル(300円〜)や水牛車(2,000円)で巡るのもおすすめ。
フクギ並木の先にはビーチがある
並木道を抜けた先には備瀬崎のビーチが広がる。干潮時にはリーフが露出し、天然の潮だまりでシュノーケリングも楽しめる。熱帯魚が見られるシークレットビーチ。
その他の北部スポット
万座毛
恩納村にある景勝地。象の鼻のような形の断崖絶壁と、東シナ海のコバルトブルーが絶景。2020年にリニューアルした遊歩道は車椅子やベビーカーも通行可。所要時間約20〜30分。
今帰仁城跡
14世紀の琉球王国時代の城(グスク)跡。世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産。石垣と海のコントラストが見事。1〜2月は日本一早い桜(カンヒザクラ)の名所としても有名。8:00〜18:00。
瀬底ビーチ
本島から瀬底大橋で渡れる瀬底島のビーチ。透明度が高く、白い砂浜が約800m続く。シュノーケリングも楽しめる。4〜10月が遊泳期間。美ら海水族館から車約15分。
モデルコース(ドライブ一日)
那覇出発
沖縄自動車道で許田ICへ(約1時間15分)。レンタカー推奨
約1時間15分帰路
沖縄自動車道で那覇方面へ。途中、恩納村や北谷で夕食を取るのもおすすめ
約1時間30分那覇→北部は渋滞に注意
朝の那覇市内(特に国道58号線)は渋滞しやすい。7:00前に出発するか、沖縄自動車道(有料)を利用しよう。帰りも17:00以降は那覇周辺が渋滞する。北谷あたりで夕食を取ってから帰ると渋滞を避けられる。
沖縄北部グルメ
沖縄そば
きしもと食堂
本部町にある創業1905年の老舗。美ら海水族館から車10分。木灰を使った手打ち麺と、豚骨・鰹出汁のあっさりスープが絶品。メニューはそばとじゅーしー(炊き込みご飯)のみ。11:00〜17:30、水曜定休。
山原そば
名護市にある人気店。自家製麺と濃厚な豚骨スープ。三枚肉(バラ肉)がトロトロ。地元民に愛される味。売り切れ次第終了なので早めに行くべし。11:30〜14:00頃、月火定休。
その他の北部グルメ
| メニュー | おすすめ店 | 価格 | 場所 |
|---|---|---|---|
| タコライス | キングタコス(金武本店) | 500円〜 | 金武町 |
| フルーツかき氷 | 新垣ぜんざい屋 | 400円 | 本部町 |
| ステーキ | ブルーシールレストラン | 1,500円〜 | 名護市 |
| アグー豚しゃぶしゃぶ | 我那覇豚肉店 | 2,500円〜 | 名護市 |
| マンゴースイーツ | ハッピーモア | 600円〜 | 恩納村 |
「新垣ぜんざい屋」は隠れた名店
本部町の公設市場近くにある老舗。沖縄ぜんざい(黒糖で煮た金時豆にかき氷を乗せたもの)が絶品。400円という価格も嬉しい。美ら海水族館とセットで訪れよう。
ドライブ情報
レンタカー
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 相場 | 軽自動車 3,000〜5,000円/日、コンパクトカー 4,000〜7,000円/日 |
| 受取場所 | 那覇空港周辺に多数。空港から送迎バスで5〜10分 |
| ガソリン | レギュラー約160円/L(本土より安め) |
| 給油所 | 北部は給油所が少ないので、名護で満タンにしておくと安心 |
| 高速代 | 那覇IC→許田IC 約1,050円(片道) |
レンタカーの予約は早めに
沖縄のレンタカーは繁忙期(GW、夏休み、年末年始)に予約困難になる。1ヶ月前には予約しよう。受取・返却の手続きに30〜60分かかることもあるので、フライトの時間に余裕を持って。
距離と所要時間
| 区間 | 距離 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 那覇空港 → 美ら海水族館 | 約95km | 約2時間(高速利用) |
| 那覇空港 → 古宇利島 | 約90km | 約1時間50分 |
| 美ら海水族館 → 古宇利島 | 約25km | 約30分 |
| 美ら海水族館 → 備瀬フクギ並木 | 約3km | 約5分 |
| 美ら海水族館 → 今帰仁城跡 | 約10km | 約15分 |
予算の目安
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| レンタカー(1日) | 4,000〜7,000円 |
| ガソリン代 | 約2,000円 |
| 高速代(往復) | 約2,100円 |
| 美ら海水族館 | 2,180円(16時以降1,510円) |
| 今帰仁城跡 | 600円 |
| 万座毛 | 100円 |
| 古宇利オーシャンタワー | 1,000円 |
| 昼食 | 800〜1,500円 |
| 食べ物・飲み物 | 500〜1,000円 |
| 合計 | 約13,000〜17,000円 |
美ら海水族館の前売り券がお得
コンビニ(ファミリーマートなど)の前売り券は通常2,180円が1,950円に。道の駅許田でも割引チケット(1,850円)を販売。現地で買うより安いので、前日に購入しておこう。
持ち物チェックリスト
| アイテム | 理由 |
|---|---|
| 日焼け止め(SPF50+) | 沖縄の紫外線は本土の2倍 |
| サングラス | 海の照り返しが眩しい |
| タオル | ビーチで使用 |
| サンダル+スニーカー | ビーチとハイキングの両方に対応 |
| レインウェア | スコールが多い(特に夏) |
| 水着 | ビーチで泳ぐなら |
よくある質問
Q. 美ら海水族館は何時間必要?
A. 水族館だけなら1時間30分〜2時間。イルカショー、ウミガメ館、エメラルドビーチまで含めると3〜4時間。
Q. 北部にバスで行ける?
A. 那覇バスターミナルから高速バス(111番・117番)で名護バスターミナルまで約2時間。名護から美ら海水族館はバスで約1時間。ただしバスの本数が少なく、複数スポットを回るにはレンタカーが圧倒的に便利。
Q. ベストシーズンはいつ?
A. 3〜5月がベスト。梅雨前で天気が安定し、海も美しい。夏(7〜8月)は台風リスクがある。冬(12〜2月)も平均気温17℃で本土の冬に比べれば暖かいが、海に入るには寒い。
Q. 子連れに向いている?
A. 美ら海水族館は子連れに最適。ベビーカー貸出あり、授乳室・おむつ替えスペースも完備。イルカショーは子どもが大喜び。古宇利ビーチは遠浅で小さな子どもも安心。
Q. 古宇利島は何時間必要?
A. 島一周のドライブ+ハートロック+ビーチで1〜2時間。古宇利オーシャンタワーに入るなら+30分。
まとめ
沖縄本島北部は、古宇利大橋のドライブで心が弾み、美ら海水族館のジンベエザメに圧倒され、フクギ並木の木漏れ日に癒される──一日で沖縄の魅力をフルコースで体験できるエリアだ。
那覇のリゾートホテルとは違う、本来の沖縄の自然と文化に出会える場所。レンタカーを借りて、海沿いの道を走りながら、島の風を感じてほしい。