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ローマの休日 ── バチカンからトラステヴェレの裏路地へ
はじめに
ローマといえばコロッセオ、トレビの泉、スペイン階段──。誰もが知る名所を巡るのも素晴らしいが、この街の本当の魅力は裏路地に隠れている。
今回は、バチカン市国を午前中に堪能した後、午後はトラステヴェレ地区の路地裏を歩いた一日を振り返る。
バチカン美術館の朝
朝8時、開館と同時にバチカン美術館へ。早朝はまだ観光客がまばらで、ラファエロの間をほぼ独り占めできた。
「朝一番のシスティーナ礼拝堂は、まるで自分だけのために天井画が存在しているかのような錯覚に陥る」
システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画は、何度見ても圧倒される。首が痛くなるまで見上げ続けた。
トラステヴェレへの道
サンタンジェロ城を横目に、テヴェレ川沿いを南へ歩く。橋を渡ればそこはトラステヴェレ。石畳の狭い路地、壁を覆うツタ、洗濯物が風にはためくバルコニー。ここには観光地化されていないローマの日常がある。
おすすめスポット
- サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂 – 12世紀のモザイクが圧巻
- ポルテーゼ門の蚤の市(日曜のみ) – 掘り出し物が見つかるかも
- 路地裏のジェラテリア – 名前も覚えていない小さな店が一番おいしかった
ローマの夕暮れ
日が傾くと、路地に差し込む光がオレンジ色に変わる。地元の人々がバールに集まり、アペリティーヴォを楽しむ時間。観光客向けではない、本物のローマの空気がここにはある。
旅のハイライトは必ずしもガイドブックの星印の場所とは限らない。足の向くまま、路地を曲がるたびに新しい発見がある──それがローマという街の懐の深さだ。