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箱根の温泉とアート2026|彫刻の森・ポーラ美術館を巡る1泊2日
この記事でわかること
箱根はなぜ「温泉×アート」なのか
結論:約1,300年の歴史を持つ温泉地に、20以上の美術館が集まるのは箱根だけ。1泊2日で「湯とアート」を両立できる。
箱根は東京から約80分というアクセスの良さに加え、温泉地としての歴史(奈良時代から約1,300年)と、美術館の集積度(エリア内に20以上)という2つの魅力を持つ。
登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、遊覧船と乗り物自体が観光になるのも箱根ならでは。自然、アート、温泉、グルメを一泊二日でフルに楽しめる。
箱根の美術館
彫刻の森美術館
Photo: 桑原陽一郎 美術館
箱根 彫刻の森美術館
1969年開館の日本初の野外美術館。7万㎡の敷地に約120点の彫刻作品が展示。ヘンリー・ムーア、イサム・ノグチ、岡本太郎などの作品を自然の中で鑑賞。ピカソ館にはピカソの陶芸作品約300点を収蔵。9:00〜17:00、無休。
見どころ作品
| 作品名 | 作家 | 特徴 |
|---|---|---|
| 幸せをよぶシンフォニー彫刻 | ガブリエル・ロアール | ステンドグラスの塔。内部に入れるフォトスポット |
| ネットの森 | 手塚貴晴+由比 | カラフルなネットの遊具。子どもが中に入って遊べる |
| 球体をもった球体 | アルナルド・ポモドーロ | ブロンズの球体。バチカン美術館にも同シリーズ |
| 嘆きの天使 | フランソワ=グザヴィエ・ラランヌ | 泣いている天使の像 |
| ピカソ館 | パブロ・ピカソ | 陶芸、版画、彫刻約300点 |
ポーラ美術館
Photo: Ao Kyoko 美術館
ポーラ美術館
モネ、ルノワール、セザンヌなど印象派の巨匠の作品を中心に約10,000点を収蔵。森の中に建つガラス張りの美しい建築(日建設計)も見もの。屋外に全長670mの「森の遊歩道」があり、ブナの原生林を散策できる。9:00〜17:00、無休。
コレクションのハイライト
| 作家 | 代表作品 | 特徴 |
|---|---|---|
| クロード・モネ | 睡蓮の池、散歩 | 印象派の至宝。常設展示 |
| ピエール=オーギュスト・ルノワール | レースの帽子の少女 | 柔らかな光の表現 |
| パブロ・ピカソ | 海辺の母子像 | 青の時代の名作 |
| 藤田嗣治 | 横たわる女と猫 | 乳白色の肌 |
| 東山魁夷 | 秋の山 | 日本画の巨匠 |
その他の美術館
| 美術館 | 入館料 | 特徴 |
|---|---|---|
| 箱根ガラスの森美術館 | 1,800円 | ヴェネチアングラスの展示。クリスタルガラスのツリーが有名 |
| 箱根美術館 | 900円 | 苔庭と紅葉が美しい日本庭園。秋がベスト |
| 成川美術館 | 1,300円 | 芦ノ湖を望む絶景の美術館。日本画コレクション |
| 岡田美術館 | 2,800円 | 東洋美術の殿堂。足湯カフェ併設 |
| 箱根ラリック美術館 | 1,500円 | アール・デコのガラス工芸。オリエント急行の車両展示 |
箱根の温泉エリア
エリア別特徴
箱根には箱根十七湯と呼ばれる17の温泉地がある。主要エリアを紹介。
| エリア | 泉質 | 特徴 | 宿泊相場(1泊2食) |
|---|---|---|---|
| 箱根湯本 | 単純温泉、アルカリ性 | 箱根の玄関口。日帰り温泉が充実 | 15,000〜40,000円 |
| 塔ノ沢 | 単純温泉 | 静かな渓谷沿い。老舗旅館が多い | 20,000〜50,000円 |
| 宮ノ下 | ナトリウム-塩化物泉 | レトロな雰囲気。富士屋ホテル | 25,000〜80,000円 |
| 強羅 | 各種(5種類の泉質) | 美術館に近い。モダンな宿が多い | 20,000〜60,000円 |
| 仙石原 | 硫黄泉、単純温泉 | すすき草原、ポーラ美術館に近い | 15,000〜40,000円 |
| 芦ノ湖 | 単純温泉 | 湖畔のリゾート。景色が良い | 20,000〜50,000円 |
おすすめ日帰り温泉
Photo: 箱根湯寮 日帰り温泉
箱根湯寮
箱根湯本駅から無料送迎バスで3分。里山の雰囲気の中、露天風呂・内湯・サウナを堪能。貸切個室露天風呂「離れ湯屋 花伝」(120分・平日10,400円〜/土休日11,400円〜)もある。食事処併設。平日10:00〜20:00(最終受付19:00)、土休日10:00〜21:00(最終受付20:00)。
Photo: Johanna 日帰り温泉
天山湯治郷
箱根湯本にある本格的な湯治場。源泉かけ流しの露天風呂が複数。「ひがな湯治 天山」は大人専用でゆったり過ごせる。読書スペースやカフェもあり、一日過ごせる。9:00〜23:00(最終受付22:00)。支払いは現金のみ。
箱根の乗り物
箱根観光の魅力は乗り物自体が観光体験になること。
| 乗り物 | 区間 | 料金(片道) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 箱根登山電車 | 箱根湯本→強羅 | 420円 | スイッチバック3回。6月の紫陽花が有名 |
| 箱根登山ケーブルカー | 強羅→早雲山 | 430円 | 急勾配を一気に登る |
| 箱根ロープウェイ | 早雲山→桃源台 | 1,500円 | 大涌谷上空を通過。富士山ビュー |
| 箱根海賊船 | 桃源台→箱根町/元箱根 | 1,200円 | 芦ノ湖を遊覧。海賊船デザイン |
| 箱根登山バス | 各エリア間 | 路線による | 美術館へのアクセスに便利 |
モデルコース(一泊二日)
1日目
新宿出発
小田急ロマンスカーで箱根湯本へ(約85分、特急券1,110円+乗車券)。箱根フリーパスを購入
約1時間30分箱根湯本散策
駅前の商店街で寄木細工や温泉まんじゅうを見て回る
滞在 約30分箱根登山電車で強羅へ
スイッチバックを体験しながら強羅へ。車窓の渓谷美を楽しむ
約40分強羅公園
箱根フリーパスで入園無料。フランス式庭園。体験工房(吹きガラスなど)もある
滞在 約45分宿にチェックイン
強羅or仙石原の温泉宿へ。温泉に浸かってリラックス
のんびり夕食
宿の懐石料理を堪能
約1時間30分2日目
朝風呂&朝食
朝の静かな温泉に浸かり、宿の朝食を楽しむ
約1時間30分芦ノ湖・海賊船
桃源台から海賊船で元箱根へ。湖上から富士山を望む
約30分箱根神社
芦ノ湖に建つ平和の鳥居が有名。パワースポット
滞在 約30分ランチ
元箱根・箱根町エリアでランチ
約45分箱根湯本でお土産&日帰り温泉
商店街でお土産を買い、日帰り温泉で旅の〆
約1時間30分帰路
箱根湯本からロマンスカーで新宿へ
約1時間30分カップルで泊まるなら、宿選びまで踏み込んだ箱根のカップル向け温泉宿1泊2日プランもあわせて参考にしてほしい。
箱根グルメ
Photo: レンRen とんかつ
田むら銀かつ亭
強羅の名物店。箱根の湧き水で作った豆腐にひき肉を詰めて揚げ、出汁で煮た「豆腐かつ煮」が看板メニュー。ふわとろの食感が病みつき。行列必至だが回転は早い。11:00〜14:30/17:00〜19:00、水曜定休(火曜は昼のみ営業)。
大涌谷の黒たまご
Photo: T&B 名物グルメ
大涌谷 黒たまご
大涌谷の温泉で茹でた黒いゆで卵。硫黄の成分で殻が真っ黒に。1個食べると7年寿命が延びるという伝説。大涌谷名物として定番。くろたまご館で販売。ばら売り不可、5個セットのみ。
その他のグルメ
| メニュー | おすすめ店 | 価格 | 場所 |
|---|---|---|---|
| 自然薯そば | はつ花 新館 | 1,200円 | 箱根湯本 |
| 湯もちもち | ちもと | 1個250円 | 箱根湯本。柔らかい求肥のお菓子 |
| ベーカリー | 渡邊ベーカリー | 300円〜 | 宮ノ下。温泉シチューパンが名物 |
| カレーうどん | 富士屋ホテル | 2,500円 | 宮ノ下。歴史あるホテルのランチ |
| スイーツ | サロン・ド・テ ロザージュ | 2,000円〜 | 芦ノ湖畔。りんごパイが名物 |
アクセス情報
箱根への行き方
| ルート | 所要時間 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 新宿→箱根湯本(ロマンスカー) | 約85分 | 2,470円 | 最もポピュラー。車窓が楽しい |
| 新宿→箱根湯本(小田急急行) | 約2時間 | 1,270円 | 小田原乗り換え。安い |
| 東京→小田原(新幹線)→箱根湯本 | 約55分 | 3,970円 | 最速 |
| 東京→箱根湯本(高速バス) | 約2時間 | 2,100円 | 渋滞リスクあり |
予算の目安
| 項目 | 日帰り | 一泊二日 |
|---|---|---|
| 箱根フリーパス(新宿発) | 6,100円 | 6,100円(2日間有効) |
| ロマンスカー特急券 | 2,220円(往復) | 2,220円 |
| 彫刻の森美術館 | 1,600円 | 1,600円 |
| ポーラ美術館 | — | 1,800円 |
| 宿泊(1泊2食) | — | 20,000〜40,000円 |
| 昼食 | 1,500円 | 3,000円 |
| カフェ・お菓子 | 500円 | 1,000円 |
| お土産 | 1,000円 | 2,000円 |
| 合計 | 約13,000円 | 約38,000〜58,000円 |
季節別の楽しみ方
| 季節 | おすすめ | 見どころ |
|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 新緑、つつじ | 山のホテルのつつじ(5月) |
| 夏(7〜8月) | 避暑、ユリ | 芦ノ湖畔は涼しい |
| 秋(11月) | 紅葉 | 箱根美術館の苔庭×紅葉。強羅・仙石原のすすき |
| 冬(1〜2月) | 温泉、雪景色 | 露天風呂から雪景色。節分行事 |
季節を主役に旅を組むなら、春は箱根・宮城野の桜並木、夏の避暑なら軽井沢の1泊2日、本格的な紅葉なら日光いろは坂・華厳の滝へと行き先を変える手もある。
よくある質問
まとめ
箱根の一泊二日は、彫刻の森で自然とアートに触れ、ポーラ美術館で印象派の名画に酔い、温泉宿でとろけるように癒される──五感すべてが満たされる旅になる。
乗り物を乗り継ぎながら箱根を一周するだけでも楽しい。東京から85分で別世界に入れるアクセスの良さも含め、「週末リフレッシュの最適解」と言える目的地だ。
WRITTEN BY
Trip Journal 編集人
国内外を旅してきた個人が「Trip Journal 編集人」名義で運営しています。料金・営業時間・混雑を避けるコツなど、読んだあとにすぐ動ける情報を大切にしています。