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台北・九份と十分を一日で巡る|千と千尋の世界とランタン【2026】
この記事でわかること
なぜ「十分→九份」の順番なのか
多くのガイドが九份→十分の順で紹介するが、十分を先に回るのが圧倒的にベスト。理由:
- 九份は夕暮れ時の提灯が最も美しい。午後〜夕方に到着するのが理想
- 十分は午前中のほうが空いている。平渓線の電車が1時間に1本なので、早めに行って効率的に回る
- 帰りのバスが混む。九份→瑞芳のバスは夜に大混雑するが、夕暮れ直後(18:30頃)に出れば比較的マシ
❌ 九份(午前)→ 十分(午後)→ 暗い中でランタン → 帰り
✅ 十分(午前)→ 九份(午後〜夕暮れ)→ 提灯の灯る時間に到着 → 帰り
モデルコース(九份+十分を1日で)
瑞芳駅 → 十分
平渓線に乗り換え。ローカル線の車窓は山と渓谷の絶景。電車は1時間に1本なので時刻表を確認
約30分十分 → 瑞芳 → 九份
平渓線で瑞芳に戻り(約30分)、駅前からバス(788番/827番)で九份へ(約15分)
約50分バスで瑞芳駅 → 台鉄で台北へ。早めに出ればバスの混雑を回避
十分 ── 線路の上でランタンを空へ
結論:ランタン飛ばしは午前が空いていて狙い目。十分瀑布まで含めて滞在2時間が目安。
Photo: Michelle 体験
十分老街のランタン飛ばし
平渓線の線路の上に立ち、願い事を書いた紙のランタンに火を灯して空に飛ばす。電車が来ると一斉に線路の外に避難し、通過後にまた線路へ──この「電車×ランタン×線路」の組み合わせは十分でしか体験できない。ランタンの色によって願い事が異なる(赤=健康・家内安全、黄=金運、緑=夢の実現、紫=学業成就、青=ビジネス成功、オレンジ=恋愛成就、ピンク=幸せ)。4色ランタンなら複数の願い事を一度に。10:00〜19:00頃、予約不要。
Photo: 呂朱耕 自然
十分瀑布
「台湾のナイアガラ」と呼ばれる幅40m・落差20mの馬蹄型の滝。台湾最大級の滝で、水量が多い雨季(5〜9月)が最も迫力がある。十分老街から滝までは遊歩道を徒歩約20分(片道)。往復を考えると1時間は確保したい。展望デッキから見下ろすアングルと、滝壺近くから見上げるアングルの両方が楽しめる。9:00〜17:00(最終入場16:30)。入場無料。
九份 ── 千と千尋の世界へ
結論:基山街の食べ歩き→茶藝館→夕暮れの豎崎路の順で回る。ハイライトは提灯が灯る17〜18時。
九份の3つのエリア
Photo: HAKUHO TAKAYAMA 商店街
基山街(メインストリート)
九份のメインの細い路地。幅2mほどの通路の両側に食べ物やお土産の店がぎっしり約200軒。人一人がやっと通れる幅に観光客が溢れる。食べ歩きが最大の楽しみ。芋圓(タロイモ団子)、魚丸(魚団子スープ)、草餅、ピーナッツアイスクレープなどローカルグルメが目白押し。入口から奥の展望台まで約15分。
Photo: 陳錦中 フォトスポット
豎崎路(階段の路地)
赤い提灯が並ぶ階段の路地。九份を象徴する風景で、「千と千尋の神隠し」のイメージそのもの。日中は人が多すぎてゆっくり撮影できないが、夕暮れ時に提灯が灯る瞬間がベストシャッターチャンス。日没の30分前にポジションを確保するのがコツ。階段の中ほどに阿妹茶樓の入口がある。
Photo: 張富順 絶景スポット
展望台(基山街の奥)
基山街を奥まで歩くと、基隆港と太平洋を望む展望台に出る。天気が良ければ基隆の街並みと海が一望できる。九份が山の上に建っていることを実感できるポイント。夕暮れ時の景色が特に美しい。
グルメ
結論:茶藝館なら阿妹茶樓、名物スイーツは阿柑姨芋圓。食べ歩きは1品35元〜と手頃。
Photo: 阿妹茶樓 茶藝館
阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)
九份で最も有名な茶藝館。「千と千尋の湯屋」のモデルとも言われる赤い提灯が灯る木造建築。テラス席から山と海と基隆港を望みながら高山烏龍茶を楽しめる。お茶は伝統的な茶器一式で提供され、何煎も楽しめる。茶菓子(ドライフルーツ、パイナップルケーキなど)付き。8:30〜23:00(金・土は深夜1:00まで)、年中無休。テラス席は争奪戦なので早めに行くか、夕方の回転を狙う。
Photo: 阿柑姨芋圓 スイーツ
阿柑姨芋圓(アーガンイーユーユエン)
九份名物の芋圓(タロイモ団子)の元祖。もちもちの芋圓にかき氷(冷)または甘い汁粉(温)と一緒に食べる。トッピングに紅豆(小豆)・緑豆・金時豆を追加可能。店の奥のテラスからは山と海の絶景が広がり、景色込みで楽しめる。基山街入口から徒歩約8分、階段を上った先。9:00〜20:00(土曜は〜23:00との情報あり)。
Photo: 謝宗明 食べ歩き
魚丸伯仔
基山街の入口にある魚のすり身団子スープの老舗。ぷりぷりの魚丸(魚団子)は散策のエネルギー補給に最適。スープが体を温めてくれる(九份は山の上で風が強く、意外と寒いことがある)。テイクアウトOK。
Photo: Andy Ho 食べ歩き
張記伝統魚丸
九份でもう一つの人気魚丸店。魚のすり身の中に豚肉の餡が入った「包餡魚丸」が名物。一口かじると中からジューシーな豚肉の旨味が溢れ出す。
Photo: HAKUHO TAKAYAMA 食べ歩きスイーツ
ピーナッツアイスクレープ
基山街の露店で売っている九份の定番スイーツ。薄い生地にピーナッツ粉、パクチー、アイスクリームを巻いたもの。ピーナッツの香ばしさとアイスの冷たさが絶妙。パクチーが苦手なら「不要香菜」と言えばOK。
九份のような屋台街の食べ歩き旅が好きなら、バンコク中華街ヤワラートの歩き方も相性がいいはずだ。
混雑情報
| 時期 | 混雑度 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 平日 午前 | やや空き | 最高 |
| 平日 午後 | 混む | 良い |
| 平日 夕暮れ | 混む(提灯目当て) | 見る価値あり |
| 土日 午前 | 混む | 覚悟が必要 |
| 土日 午後〜夕暮れ | 歩けないレベル | 避けたい |
| 長期休暇(旧正月等) | 大混雑 | おすすめしない |
行き方 ── 台北から3つのルート
台北は東京から飛行時間3時間台・時差1時間。2026年9月の5連休のような連休でも、九份・十分の日帰りを組み込む余裕が十分にある。
| ルート | 所要時間 | 料金 | メリット |
|---|---|---|---|
| 台鉄 瑞芳駅経由 | 約40分+バス15分 | 片道約100元 | 最安&最も自由。おすすめ |
| バス直行(1062番) | 約1.5時間 | 片道約100元 | 乗り換えなし。ただし渋滞あり |
| タクシーチャーター | 約40分 | 片道約1,200元 | 快適、十分も回りやすい。3〜4人なら割安 |
台鉄の乗り方
- 台北駅で「瑞芳」行きの切符を購入(悠遊カードならタッチだけ)
- 自強号(特急)が最速(約40分)。區間車(各停)は約1時間
- 瑞芳駅で下車 → 駅前のバス停から788番 or 827番バスで九份へ(約15分、悠遊カード使用可)
平渓線(瑞芳→十分)
瑞芳駅で平渓線に乗り換え。約30分で十分駅。ICカード使用可。山と渓谷の美しい車窓が楽しめるローカル線。
雨の日の九份
九份は雨が非常に多いエリア(年間降水日数200日以上)。むしろ「雨の九份」こそ風情がある。
- 石畳が濡れて反射する提灯の光は晴れの日より美しい
- 霧に包まれた九份は本当に「千と千尋」の世界
- ただし足元が滑りやすいのでスニーカー必須
- 折りたたみ傘は必携
知っておきたい注意点
| 注意点 | 詳細 |
|---|---|
| 雨 | 九份は雨が非常に多い。折りたたみ傘は必携。雨の日の石段は滑る |
| 混雑 | 土日の基山街は歩けないほど混雑。平日推奨 |
| 平渓線 | 電車は1時間に1本。時刻表を事前に確認 |
| 帰りのバス | 九份→瑞芳のバスは夕方〜夜に大混雑。並ぶ覚悟を。18:30頃に出るとまだマシ |
| ランタン | 環境問題の指摘もある。回収可能なランタンを選ぶ店もある |
| 気温 | 九份は山の上(標高約300m)で風が強く寒い。夕方は特に冷える。上着必携 |
| 現金 | 小さな屋台は現金のみ。100元札を多めに用意 |
| パクチー | 台湾料理にはパクチー(香菜)が入ることが多い。苦手なら「不要香菜(ブーヤオシャンツァイ)」 |
| 十分の電車 | 線路の上でランタンを飛ばすが、電車が来たら必ず避ける。警笛が鳴ったらすぐに退避 |
| タクシー | 九份のタクシーはメーターを使わないことがある。乗る前に料金を確認 |
よくある質問(FAQ)
Q. 九份と十分、どちらを先に回るべき?
十分が先。 九份は夕暮れの提灯が最も美しいので午後〜夕方の到着が理想。一方の十分は午前のほうが空いている。帰りの九份→瑞芳のバスも、18:30頃に出れば混雑が比較的マシになる。
Q. 台北から九份・十分へは、どう行くのが安い?
台鉄で瑞芳駅へ行き、平渓線(十分方面)とバス788番・827番(九份方面)を乗り継ぐルートが片道約100元で最安。 自強号(特急)なら台北→瑞芳は約40分。悠遊カードがあれば切符を買う手間も省ける。
Q. ランタン飛ばしの料金はいくら?予約は必要?
1色200元、4色250元、8色350元で、予約は不要。 複数の願い事をバランスよく書ける4色が最もおすすめ。8色は書くスペースが多すぎてかえって書きにくい。
Q. 九份観光のベストタイミングは?
提灯に灯がともる夕暮れの17時〜18時。 豎崎路の階段は日没30分前にポジションを確保するのがコツ。混雑を避けるなら平日を選び、土日午後は「歩けないレベル」の覚悟が必要。
Q. 雨の日でも楽しめる?
楽しめる。むしろ雨の九份こそ風情がある。 九份は年間降水日数200日以上と雨が多いが、濡れた石畳に反射する提灯の光は晴れの日より美しい。折りたたみ傘とスニーカーは必須。忘れても入口の7-ELEVENで傘(約100元)が買える。
Q. 現金はどのくらい必要?
小さな屋台は現金のみのことが多いので、100元札を多めに用意しておく。 台鉄・バス・コンビニは悠遊カード(Easy Card)で足りる。
ここまでのまとめ
九份+十分を最高に楽しむ3つのポイント
- 順番: 十分(午前)→ 九份(午後〜夕暮れ)が正解
- タイミング: 九份は夕暮れ(17時〜18時)の提灯がハイライト
- 準備: 悠遊カード、折りたたみ傘、平渓線の時刻表
九份の夕暮れとランタンが空に浮かぶ十分の光景は、台湾旅行で最も記憶に残る体験になるはずだ。提灯の灯りに照らされた石段を見上げる瞬間、自分がアニメの世界に迷い込んだような錯覚に陥る──その感覚を、ぜひ自分の目で確かめてほしい。次の週末旅を探すなら、同じ飛行時間圏のソウル・明洞と北村韓屋村の一日散策も有力候補だ。
※価格は2026年3月時点のものです。為替変動により日本円換算は変わります。台鉄・バスの時刻表は変更されることがあります。WRITTEN BY
Trip Journal 編集人
国内外を旅してきた個人が「Trip Journal 編集人」名義で運営しています。料金・営業時間・混雑を避けるコツなど、読んだあとにすぐ動ける情報を大切にしています。